こんにちは。毎度おなじみOおばちゃんです。
ゾウは群れをなして子育てをします。
昔の日本では人間も、多世代同居が当たり前でした。
しかし今は、核家族化が進み、多世代同居するかどうかは本人や家族の状況によってバラバラです。
そして、多世代同居の悩みは少数派となり体験している当事者にしかわかりません。
今回はそんな、多世代同居のお話です。
個人が尊重される時代の多世代同居はキツイ
ぶっちゃけ多世代同居って、しんどいですよね。
Oおばちゃんも、ふたつの多世代同居に関して経験者です。
ひとつめは、実家時代に嫁姑闘争で子どもとして多世代同居を経験しました。
ふたつめは、初婚が三世代同居であまりに大変で離婚したのです。
昔は当たり前だった多世代同居が、今なぜしんどいと感じるのか。
それは、個人が尊重され選択肢が増えたからです。
たとえるなら、こんな感じ。
テレビが生まれた当初は家族全員が同じテレビ番組を見た。
近所もみんな同じテレビ番組を見ていて翌日は昨日のテレビの話題でもちきり。
しかし今は・・・
AmazonプライムやHulu、YouTubeなどで動画を見る人、テレビを見る人それぞれバラバラ。
となると、「え?なんで全員で同じものを見なくちゃならないの?」となる。
個人が尊重される時代になり、「尊重された個人」が1人なら自由気まま。
2人なら、お互いを尊重し合うとよい。
それ以上の人数になるほどに、尊重し合って調整するのが難しくなります。
テレビなんかはまだ個別でいいですが、食事や生活全般となると・・・。
和食が好き、洋食が好きに始まり、朝はパン派からごはん派まで、実にバラバラなわけです。
それ以外にもお風呂に入る順番や休日の動きなどなど。
キッチンをふたつにして大丈夫と思った二世帯住宅も、お風呂はひとつにしていてこれが意外にストレスだったという方もおられました。
結局、調整役の人が休む間もなく何かを調整し続けなくてはなりません。
調整役とは
- 妻と実母に挟まれた夫(夫の実家と同居)
- 夫と実母に挟まれた妻(妻の実家と同居)
- 奔放な親子に挟まれたパートナー
といった、間に入ってクッションになる人のことです。
Oおばちゃんは三世代同居時代、お風呂に入る順番が毎日大変でした。
夫の母と夫の祖母が険悪なため、この二人が鉢合わせしないように、お風呂のタイミングを絶妙に設定しなくてはならなかったんです。
今となれば笑ってしまう話ですが、毎日神経をすり減らしていました。
でもよく考えるとこれ、おかしな話なんですよね。
多世代同居のキーマンは夫
なぜ、私が調整役だったんだろう。と、今でも思います。
この経験とクライアントさんとの経験で言えることは。
多世代同居で苦しい女性は、本当に優しい人だということです。
優しすぎて、みんなを尊重してあげたくて、気が付けば調整役を担ってしまっています。
しかもほぼ無意識に頑張っているのです。
その結果みんながあなたの優しさに甘え、あなたをつぶしてしまいます。
重要なのは、夫も甘えてあなたをつぶしてしまっていないかどうか。
あなたは根っから優しいので、家族を放っておけません。
だからこそ、夫がしっかりとあなたがつぶれないように、守ってくれなきゃだめなんです。
夫がキーマンとしての役割を果たせないとき、多世代同居は一気にしんどさを増してあなたを襲ってきます。
夫に真剣にぶつかってみる
多世代同居から逃げたくなったら、最後は逃げていいです。
でももし出来るなら、一度夫に真剣にぶつかってみて欲しいと思います。
夫は鈍感であまりあなたのしんどさをわかっていないかもしれません。
真剣に話して、夫が理解できないようなら、多世代同居を解消するかあなたが脱出するかを選択します。
今の時代、無理して同居はやめておきましょう。
しんどさに気づいた今が、チャンスです。