離婚がゴールなら~未来予想図③子どもがいない場合

離婚

こんにちわ。

離婚は静かにやってくる。

最近のご相談からそう感じています。

静かに、というのは、「周りから見て・夫から見て」静かにという意味です。

クライアントさんの中では、時間をかけてじっくり進めた当然の結果。

ゴールを離婚と決めたとき、次にどんな道を描くのか。

今回は離婚に向けた未来予想図③の中で、現在同居中で子どもがいない場合のお話をします。

大阪の離婚カウンセラーOおばちゃんのお話、参考にしてください。

離婚が目的地

前回までの復習をしておきます。

自由に未来予想図を描き、描き切ってみる。

その結果見えるゴール=最後にたどり着きたい場所を目的地に設定しました。

ここまでが前回。

 

そして、あなたは離婚を目的地に設定しました。

さて、ここからが本番です!

考えるパターンは2通りあります。

  1. 同居していても冷静に考えられるパターン
  2. 一旦別居をはさむ方が効率がよいパターン

それぞれお話します。

1.同居であっても冷静に考える時間を取れるパターン

未来予想図③を描いていくうえで、冷静に考える時間は必要不可欠です。

現在、夫婦あるいは多世代で住んでいても、冷静に考えられる場合は、今のまま進めます。

まず、離婚後どこでどのように生きていきたいのかを、自由に描きます。

住まいも生き方も、そう何度も変えられるものではありません。

(住まいを持たず、自由に飛び回るということを決めるものアリです)

自由になるにあたって、その後どのような在り方・生き方で進むのか、思い描きます。

ここはとても重要です。

なぜなら、離婚は目的ではなく、あなたの人生をより良くするための手段に過ぎないからです。

過ぎてしまえば離婚は、通り道でしかありません。

もちろん、離婚したい位なのですから、相手へのやるせなさ・怒り・悲しみ。

様々な想いがあります。

私もそうでした。

相談に来るクライアントさんも、皆さん色んな思いがあります。

でも。

もしここで、夫への怒りと離婚そのものだけに全エネルギーを費やしてしまうと・・・。

離婚後、先のわからない不安が押し寄せてくる可能性があります。

今までは自分の幸せを邪魔するものとの闘いに燃えていた。

しかし終えたとたん、次にどこへ行けばよいかわからなくなるのです。

それでは、せっかくの自由が生かされません。

自分は、どこで何をしたいのか。

自由になったときの生き方はどうか。

変わってもいいのです。

今の時点で真剣に考えることで、

  • 離婚そのものが目的にならずに
  • より豊かな人生がスタートし
  • 離婚が本当に必要かどうかも

深く理解が進みます。

離婚後の未来が思い描けたら、現実的な離婚後の住まいや生活費用について考えはじめるのがおすすめ!

「離婚したらどこに住もうか?」

と漠然と考えるよりは、離婚後の生き方に応じた住まいの場所や形態を選ぶことが可能です。

2.一旦別居をはさむ方が、冷静で効率が良いパターン

今の生活で、あなたが自分の想いに正直にかつ冷静でいられないと感じる場合。

一旦別居をはさむ方が、効率がよいことがあります。

なぜなら、「離婚したい」と「一旦離れたい」がごっちゃになっている可能性もあるためです。

今、夫と生活していて

  • 冷静に考える時間を十分に取れていない気がする
  • どうやって生きたいのか、パッと出てこない

といった場合は、一旦別居を検討するのもアリ!

なぜなら、今の気持ちに、思いっきり正直になれる時間と場所が必要なためです。

別居先の住まいについて、なるべく低費用で早く別居できるよう、考えることをおすすめします。

相手が協議離婚に応じてくれそうかどうか

相手が協議離婚に応じてくれそうかどうか

未来を思い描けたら、次の人生に向けてどうするのか。

ここからは、離婚そのものへの取り組みに入ります。

子どもがいない場合、離婚は夫婦の問題です。

夫が協議離婚に応じてくれそうかどうかが、最重要ポイント。

共同財産がある場合、分け方も決めなくてはなりませんので、夫との話し合いは必要不可欠です。

可能であれば、協議離婚で解決できるのが一番良いです。

夫と話したくない!ということで

「調停・裁判を起こせば良いのでは?」と言ったクライアントさんもいらっしゃいました。

確かに、離婚調停・離婚裁判は第三者が介入し、お互いが外ヅラで話せるというメリットがあります。

書面を残せるので、「言った・言わない」のもめごともありません。

しかし、調停や裁判には時間とお金がかかります。

大抵1回で決着するということはなく、持ち帰りで検討や弁護士との相談などが必要です。

長い場合は数年単位でかかります。

その間、スッキリしない日々を送ることになります。

離婚調停や離婚裁判と、日々の生活とで心身ともにヘトヘトになるクライアントさん。

共に歩んできて、率直に感じたことは、

最終的にこじれてしまったら、調停にお願いするとして、可能な範囲で協議離婚を目指す。

これがお互いの心身のダメージを最小限に抑える方法であるということ。

未来のために、残せるものは体力も財力も、残してほしいのです。

自由と希望の未来に向けて

今回は、同居で子どもがいない場合の、離婚を目指すケースをお話しました。

今、苦しいと思います。

なぜ結婚しちゃったんだろう。と、私は思っていました。

でも、今確実に未来に向かって進んでいます。

今日も、このことばをお伝えして、締めくくります。

上を向いて大好きな自分を生きていこうや。

あなたはあなた自身を幸せにしてあげなあかん!

世界で一番大切なあなたを。

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