こんにちは。大阪のOおばちゃんです。
実家ってありがたいですよね。
「大変なときは言うておいでや」っていう雰囲気がありがたいです。
もちろん関係性にもよりますが。
クライアントさんの中にも、「離婚できたら、一度実家に戻ろうと思います」という方は多いです。
でも、ちょっと待ってほしい。
実家に戻るのは、いいことばかりではありません。
今回はそんな、実家についてのお話をします。
実家に戻るとどうなるか、再度イメージしてみる
今離婚を決断しかかっているのだから、あなたはつらい状況にいらっしゃることでしょう。
そんな話を実家のご両親にすると、「しんどかったら帰っておいで」と言ってもらえる。これは大変幸せなことです。
とっても心強く感じます。
でも、ちょっと待って。
一度立ち止まって、どんな感じになるのかイメージしてみましょう。
試しに、考えられるデメリットについて少しお話しますね。
デメリット1:ひとりになれない
実家にはもちろん、誰かが住んでいます。
離婚で傷ついた心をいやしてくれるので、大変ありがたいことです。
でも、離婚や別居のあとは、これからの人生をじっくりと考える貴重な時間でもあります。
今まで本当の意味でひとりになって考え抜く時間は取れなかったはずです。
仮にひとりで考えていたとしてもそれは「離婚に向けての道筋」であって人生そのものではありません。
たとえば
- なんであんな奴と結婚しちゃったんだろう
- これから、どんな人と一緒に居たいんだろう
- 別れてみて、正直○○な気持ちだなあ
といった、ひとりになったからこその考えに向き合うのもまた大切な人生の1ページなわけです。
しかし、実家のご両親やご兄弟は心配なので、ひとりで考えたいあなたを放ってはおけません。
思いやりを持って接してくれる実家との関係は、少し距離がある方がよい場合もあるのです。
デメリット2:子育てに支障が出ることがある
もし、子連れ離婚の場合、より一層実家に戻りたいと感じるかもしれません。
あなたが働きに出る間、実家のご両親が孫の面倒を見てくれたらうまくいく気がするのです。
もちろん、それでうまくいっているご家庭もたくさんあります。
しかし、うまくいくケースばかりではありません。
たとえば
- お父さんが居なくてこの子はかわいそうだと言ってしまう
- 地域的にひとり親家庭が少ない
- 実の親だけど子育て方針が違う
といった場合、今までうまくいっていた関係にひびが入ることもあるのです。
今どき、お父さんが居なくてかわいそうな子とは言えません。
でも昔の考え方そのままに、口に出してしまうおじいちゃんおばあちゃん世代がいらっしゃいます。
悪気がなくても、こどもに「あなたはかわいそう」という価値観が入るのは避けるべきです。
また、実家が地域的にひとり親家庭が少ない場合、変に目立ってしまうというデメリットがあります。
Oおばちゃんが住む大阪は、ひとり親家庭だろうとなんだろうと気にせず接するし遊びます。
でも、ひとり親家庭が少ない地域では保育園で「私たちがケアしますね!」という謎の意気込みを伝えられ困ることがあるのです。
サポートがあるのはありがたいながらも、総合的に考えて実家との距離感をイメージしてみる必要があります。
もちろん、メリットもある
デメリットをお伝えしましたが、もちろんメリットもたくさんあります。
新しく家を借りるよりは経費もかかりません。
親との会話の中で癒される傷もたくさんあります。
帰ってきていいよと言ってくれる実家があることがすでにメリットでもありますよね。
だからこそあなたと実家との関係から、できる限り具体的にどんな暮らしになりそうかをイメージするのが大切です。
その上でオススメなのが、期間限定でお世話になること。
期間限定にしておくと、お互いに緊張感と距離感があるので動きが取りやすいです。
あなたの未来を自分で紡いでいくためにも、実家といい関係を築きながら進めたら最高ですよね。