モラハラかも。と感じたら、それはモラハラです。

モラハラかも。と感じたら、それはモラハラです。

今この記事を読んでいるあなたは、もしかしたらすでに「シンドイ」んじゃないかな。

と、Oおばちゃんは心配しています。

そして

「モラハラのタイトルにたどり着いたこと自体が、すごい進歩そのものやで!!!」

と、あなたに伝えたいです。

Oおばちゃんは、モラハラ被害の経験者です。

断言できることがひとつ。

モラハラ被害は、なってみないとわからんということ。

今、恋人関係や夫婦関係が「なんかしんどいな」って感じてる方は参考にしてくださいね。

モラハラは海みたいなもの

モラハラって、海みたいなもんなんです。

モラハラ夫(彼氏)が海。

最初は、砂浜(自分)から見た、キラキラ輝く美しい海。

この海に入って遊んだらどんなに楽しいだろうと思う。

これが、出逢いの段階です。

モラハラする人も、最初は「モラハラしそうにない人」です。

当たり前なんやけど、外ヅラで出逢いますからね。男女は。

しかも「この人と付き合いたいな」とか思うと、一番ええトコ出すでしょ、普通。

そして、めでたく結婚。(付き合う)

彼は傷ついたあなたを癒してくれたのかもしれないし、カッコよくリードしてくれたかもしれない。

とにかく一瞬はキラキラしているわけです。

第2段階 海に入る

そして次の段階。

やっと入れた!と、海に入ります。

バッチリ水着に着替えて、でも遠浅の海っぽいから、浮き輪は要らないかな。

ラッシュガードなんて、もちろん要らない。

これが、付き合いだしてすぐの段階。

まだ、気づいていない。

とても幸せなんです。

でも。

 

少しずつ、すぐ上がれるはずの砂浜が遠く感じるようになってきます。

この「砂浜」は、「彼氏が居る(または結婚している)状態での、自分の自由な時間」と同じ。

海は楽しいけれど、ずっと入っていると寒くなるし、たまには砂浜に上がりたい。

(自分らしくありたいし、私だけの友達や親に会う時間だって欲しい)

それは当然のこと。

普通のお付き合いや結婚では、海に入ったり砂浜で温まったりが、自由に出来ます。

つまり、彼(夫)との時間と自分の時間を自由に過ごせるはずです。

それがなぜか、自分の時間・脳内の自由を味わう時間が取れなくなってくるのです。

あれだけ近かった砂浜(自分の自由)が、今ではすごく遠く感じる。

でも、理由がわかりません。

「あれー、私がなにか見間違えたのかな。」って、自分のせいにしてしまう。

海は突然、深くなる

海は突然、深くなる

海は、じわじわと深くなっていきます。

しかし、場所によって「ググッ」と突然深くなる場所がかならずあります。

これが海のコワイところ。

モラハラも同じです。

第3段階 砂浜に戻れない

「何だか砂浜が遠いなあ。でも、やっぱり一度砂浜に戻りたい。」

そう思って砂浜に戻ろうとした瞬間。

ググググッと、突然深くなります。

海があなたを沈めようとするかのように。

浮き輪もラッシュガードも持たずに海に入ったあなたは、溺れそうになります。

もがいてもがいて、やっと足がつく。

「はーよかった」

あなたはホッとします。

第4段階 恐怖を植え付ける

なぜ突然深くなったのか、理由がわかりません。

そして、深くなるはずのない場所で深くなったことに、恐怖を感じます。

これは、自分が悪いことをしたわけではないのに、ひどいことをされた恐怖です。

「もう、急に深くなるのは嫌だな」と本能的に思います。

でも同時に潜在意識では「早く砂浜に戻りたい!」と思い始めます。

何度か同じ思いをしたときに、ある法則に気付きます。

  1. ささいなキッカケで、非常に深刻な様子で私を攻撃してくる
  2. あなたらしさや自由でありたい想いが出ると、攻撃される
  3. 体調を崩すと、攻撃してくる

海(夫・彼氏)は自分の都合で勝手に深くして自分を沈めようとしていたのです。

でも。

第5段階 「私」は混乱する

その海は最初とても楽しくて、入れてめちゃ幸せだった海。

誰かに無理やり入れられたわけじゃない。

入ることを決めたのは自分。

 

だからこそ、思ってしまう。

「私の踏み場が悪いから深くなるだけなのかもしれない。」

「私がそうっと進んで浮かんでいれば、沈んだりしないのかもしれない。」

私が、何か悪いんだ。

それが普通だと思います。

 

この状況で、「ここは危険だから何があっても一気に砂浜に戻る!」

と、すぐに決断できる女性は圧倒的に少ないのです。

第6段階 常識と離れてゆく

常識的に考えると以下の2点は当然のことです。

①正常な海なら、海と砂浜は自由に行き来できるのが当たり前。

(自分らしい自由を持ったまま対等に付き合うのは当たり前)

②正常な海なら、どこで深くなってどこが浅いかはだいたいわかる。

(相手の価値観や怒るポイントは常識的にわかる範囲のもの)

この当たり前のことが、

「ささいなことで溺れそうになる海」にいる女性には思い浮かびません。

なぜなら

  1. 今、溺れないために相手の機嫌をとるのに必死だから
  2. 砂浜の景色(本当の自分)を忘れかけているから

です。

「今、自分が当たり前の世界から少しずつはずれて、危険な状況である。」

ということに気付くのにも時間がかかります。

間に合うから、本当の自分に戻ろう

今回は、見えにくいモラハラの世界を海にたとえてお話しました。

今この記事をお読みのあなたは、危険な状況に気付いたのだと、私は思います。

今までよく、ガマンし、耐えてこられました。

悪いのはあなたではありません。

今はもう、最初に出会った夫(彼氏)ではないのです。

だから、砂浜に、本当の自分に戻りましょう。

今すぐ戻れなくても、

今日、今ここで、「私は自分を取り戻す」と心に誓えたら。

それだけでも、大きな大きな一歩です。

具体的な取り戻し方は、これからまたお伝えしてゆきます。

 

今日も、このことばをお伝えして、締めくくります。

上を向いて大好きな自分を生きていこうや。

あなたはあなた自身を幸せにしてあげなあかん!

世界で一番大切なあなたを。

モラハラかも。と感じたら、それはモラハラです。